百の世界の物語
製作会社 アスク講談社
価格 6200
プレイ時間(約) 10時間〜
ゲームジャンル 参加型RPG



ストーリー解説
一つのRPGにマトまらず、
壮大なストーリーから密度の高い小話まで、
一つの目的にマトまらない、色彩豊かなゲーム目的
「クエスト」の散らばる世界を多人数で進めゆく参加型RPG。

大きく分かれるストーリーも全部で3つ用意されており、
一つプレイするだけでも溜息が出る程のボリューム感だ。



以下公式ストーリー転載

遠い世界の物語

 それは、とても遠い世界の物語。

 そして、とてもなつかしい物語。

 竜退治のお話、隠された財宝を探す話、いなくなったお姫さまを探す話…。

 それはユキリアと呼ばれる世界。

 それは冒険のための世界。

 美しいお姫さまがいて、とっても偉い王さまがいて、火を吹くドラゴンがいて、勇敢な冒険者がいて…。

 その世界は夢のよう。

 幼いころに聞かされたお話のよう。

 魔法の本を開くように、そのたびごとに新しい冒険が、

不思議な世界があなたを待っているのです。さあ、物語のページをめくりましょう。

 その物語の名前は──

「百の世界の物語」。


ゲーム紹介
ターン制で交代するRPGと聞いて、
どうせスゴロクシステムで取り繕った FC末期の緩いボードゲームだろう…

と、期待せずプレイしたら、
その鮮烈な程斬新なゲーム要素に驚愕。

大仰な言い方に聞こえるけど、
ホントこんな言葉では足らないぐらい。

あまりにも楽しい作品なので、
今回レビューするに至った次第です。



まず、俺のRPG進化の自論として、
一人でプレイしてても楽しいけど、
何か足らない現実の交流ってのから
参加出来るっていうのが、
出始めの初期RPG作品プレイ当時から常々頭にあったんだよね。

で、実際今になってようやくネットワークを介して、
不特定多数のプレイヤーとゲームの世界の中で、
交流を図れる様になったけど、
これは明らかに俺の思想とは別なもの。

ってのも、
人と交わうっていう事を主にして進化を売りに出してる様だけど、
実際ボタンを通じて意識を交してるのは機械の
通信機能文字を追う目ぐらいで、
事実プレイヤーがその相手を現実意識として交せる部分て、
ランダムに表示される文字列ぐらいなんだよ。


俺が絵に描いてたのは、
一つのハードに集まる理解者との交流進行。
って事から考えると、
この頃のハードでもソフトとアイディアさえあれば、
十分製作可能な物だったんだよね。


で、このゲームは出来始めで粗い作りながらも、
その進化のベースはギッチり詰まってる。

 

 

 

 

 

 


ランダム確立で発生するイベントパネルをマップにする事で、
その場に立って始めて見える真実を移動探索する楽しさ。

時には迷子が居たり、モンスターに突如襲われ、
嬉しい御宝イベントも多々発生し、
豊富に用意されたアイテムの中から

一体何が出るんだろう…

と、知的欲求を好奇心の渦に迷わせる喜び。

また、それを実行に移す選択案も自分次第。


 

 

 

 



町や村に止まり、酒場に居る人間にストーリーのタネ
となるクエストの依頼を請負クリアと報酬を目指す、
制限の少ない自分だけの旅の充実。



全ては各個人のプレイスタイルから成るもので、
目の前に存在する人間と大きな目的である
三つの話のエンディングを達成する為、
様々なクエストを経験しレベルと金の数値を
期間内に競い合う。

現実世界をゲームとして表現する時、
俺は別にそれをCGで精巧な模型にする必要は無いし、
ゲームの中ではアクマで数値イベント
シャープに表現出来れば良いと思ってる。

だから、何かが起きるドキドキとかいうのは、
それを裏付ける意外性の発生確率とか、
事から影響を受ける数値変化のリアリズム。


たろう は 仕事疲れからウイスキーを飲み干した
高揚度が60%上昇。モラルが50ダウン。



とか、ね。
こういう事でも何か十分に面白いもの。


クエストを受け、それを達成する度、
微妙に繊細に変化するキャラの数値的な成長を見る喜び。


これは、御使い言葉に言われるがままに十字キーを徘徊させ、
事情掴めない内に自動進行するイベントを終える度無理からに見せられる
長いCGムービーを見る事では到底味わえない、
ゲームだけのリアルな楽しさと評価出来る。



メニュー画面で交す対戦者との何気ない会話、

 

そこで魔法は無いだろう。
俺なら移動コマンドだ

 

この下世話なチャチャの交流合戦。

 

お前のコマンド見せてみろ

 

次にそいつが動く時
この時始めて参加型RPGの兆しを感じた。

今の時代だからこそ出すべき作品。




高価な機器を買って場所代払わなきゃプレイも出来ない。
そんなネットワークゲームに、ゲームなりの参加RPGとして、
こういった軸もあるんだよ。と、一つ案を提示すべき、
素晴らしいアイディアの原石と評価出来ます。


採点表
最高5ポイント

グラフィック



サウンド



バランス



ストーリー



アイディア



中毒性


連射のつぶやき
RPGツクールで声をサンプルとして
使用出来る機能があれば面白いなと思った。

途中でシステム構築に飽きて、
トークゲームになりそうな気もするけど。

記入日時 2002/11/10/18:30:44  No.54
記入者

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